RESEARCH

研究活動

スポーツ環境デザインとサービスマネジメントに関する研究

スポーツ環境デザインとは

「スポーツの機能価値」を利活用し、「スポーツ環境の魅力化」と「職・住・遊・学環境の魅力化」を相互作用的、一体的にデザイン・マネジメントしていくことで、人・コミュニティ*1・場の持続的活性化*2を志向していく概念と手法。
 *1 人的資本、社会関係資本
 *2 雇用、市場、事業、人材の発掘と育成

スポーツ環境デザイン的事例

米国カリフォルニア州アーバイン市

Woodbridge Village(アーバイン社)・Woodbury Village (アーバイン社)・LakeForestⅡ Village (オクシデンタル石油社)

民主導型コミュニティスポーツを通じて優れた防犯環境設計を実現することで,不動産価値を高めている街

米国カリフォルニア州アーバイン市の画像

米国ニューヨーク州ブルックリンブリッジパーク

New York City・非営利団体Brooklyn Bridge Park Development Corporation(BBPDC)

海運の衰退に伴ってさびれてしまった倉庫街の埠頭を公園として再生。独立採算で公園の維持管理をしながら地域全体の地価向上に成功、ニューヨークの新名所に

米国ニューヨーク州ブルックリンブリッジパークの画像

長野県野沢温泉村 株式会社野沢温泉

産官連携型スポーツを通じて優れた観光・住環境を実現することで,インバウンドを高めている街「和の総合型天然スノーリゾート」

長野県野沢温泉村 株式会社野沢温泉の画像

米国ニューヨーク州ブライアントパーク

市の財政難により荒廃し犯罪や麻薬売買の温床となっていた公園を官民連携により再生。都市生活を魅力的に愉しむための空間に変貌するとともに周辺街区の不動産価値が向上。

米国ニューヨーク州ブライアントパークの画像

日本岩手県紫波町オガールプラザ
株式会社オガールプラザ

産官連携型スポーツを通じて優れた休・住環境を実現することで,不動産価値・インバウンドを高めている街

日本岩手県紫波町オガールプラザ 株式会社オガールプラザの画像

背景

サービス産業自体が地球規模で拡大し、急速に産業の成熟化が進む中(先進各国GDPの60%以上が既に第三次産業、少子高齢化の下、2035年には世界の中間層が貧困層の数を上回る)、「モノ」単体の提供による差別化はほぼ不可能となり、希少性や持続性の高い「サービス」が、生き残りの必須項目となる時代に突入している。

そのような時代背景においては、つまるところは、あらゆるサービスが「人のQOL」をいかに高め、豊かにしていけるのか?という一点に集約されることになる。例えば、自動車であれば、より早く安全に目的地に輸送することが目的ではなく(Carの提供)、それが手段となり如何に日常の生活を豊かにするか?(Car Lifeの提供)が目的となる。

「QOL」の領域は、職場、住の場、学の場、遊の場等に大きく分類される。芸術学における環境デザイン学は、まさにこの人の生活に密着した「場」をソフトハードと一体化でデザインしていく学問領域である。一方で、スポーツ科学は、まさにひとの心身、すなわちソフトに特化して人間の生活を豊かにしていくことに直結する学問領域である。

スポーツ環境デザインとはまさに人の生活環境とスポーツ環境の魅力化を同時且つ一体的にとらえる概念であり、開発の際の手法である。本来人々の生活というものは、その土地の地形、気候、文化、風土等に密着して形成されていくものであり、唯一無二の希少性の塊であるともいえる。その唯一無二の希少性を更に際立たせ、豊かにしていくサービスを構築できるスポーツ環境デザインはこれからのサービス産業界にとって極めて重要な領域であるといえる。

このようにして、スポーツマネジメント、スポーツビジネスをとらえる見方は、本ユニットが初の試みであり、極めて未開拓の分野である。よって本ユニットではこれが実際の実業界にどのようにして貢献していくのか、そのメカニズムを追究し構造化し、ひとつの方法論を確立していくことが目的である。

実績

共同研究及び奨学寄附金研究実績
・㈱Waisportsジャパン「スポーツ環境デザインのビジネスマネジメントに関する研究」
・ゼビオ㈱「スポーツ環境デザインの開発と実践-福島県猪苗代町志田浜に着目して-」
・㈱電通「都市再開発とスポーツプレイスメイキング-晴海地区選手村跡地開発-」
・UR都市機構、福島県大熊町「災害区域におけるスポーツを活用した再開発‐福島県大熊町のふるさと再開発-」
・㈱電通「スタジアムとまちの一体型開発-さいたま市浦和美園とさいたまスタジアム-」
・栃木県佐野市「クリケットタウン佐野創造プロジェクト(内閣府まち・ひと・しごと創生事業)」
・茨城県常総市「常総市まち・ひと・しごと総合戦略マネジメントシステムの共同研究」
・㈱北海道日本ハムファイターズ「茨城県南西エリア活性化プロジェクト」

スポーツ環境デザイン・リサーチユニット

スポーツ環境デザイン・リサーチユニットでは、芸術領域と体育領域の研究者を基に、地方公共団体・都市計画設計の企業などとも連携し、
単なる運動空間に留まらない魅力的な場づくりの手法「プレイスメイキング」を用いて、人々の運動意欲の喚起に貢献することを目指しています。
主に「スポーツと環境デザインの融合」をテーマに研究を推進し、様々な取り組みを行っています。
<代表例>

スポーツパークinまつりつくば

・スポーツアクティビティと環境デザインを
 融合させた空間活用の実践
(スポーツパークinまつりつくば)

下妻市waiwaiドーム

・公共施設の柔軟な設営と活動の誘導で、
 スポーツを生活に根付かせる
(下妻市waiwaiドーム)

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教育研究者

代表(渡和由)塾長(松田裕雄)髙橋義雄岡田幸彦坂根正孝武田丈太郎

代表

渡和由の画像 渡和由 / WATARI, Kazuyoshi  筑波大学 芸術系 准教授

1982年 (株)GK設計 建築企画設計部
1998年 筑波大学芸術学系講師、助教授を経て現職

専門分野

サイトプランニング (街区/団地の施設・空間配置デザイン)/プレイスメイキング (居場所づくり/居場所の配置デザイン)/
ランドスケープアーキテクチュア (街路/公園等の景観設計)/住宅地計画、建築計画 (計画条件・コンセプトづくり)

主な業績

・筑波科学博覧会(1985)、横浜博覧会(1989)の会場計画と公共サービス施設設計
・つくばエクスプレス沿線まちづくりアイデア提供ワークショップ総合プロデューサー (2003-2006)
・国土交通省主催「プレイスメイキング・シンポジウム」基幹講師/社会実験監修(2014-2016)
・UR都市機構の福島復興計画監修(2015-現在)
・東京都公園審議会専門部会委員(2016-現在)

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塾長

松田裕雄の画像 松田裕雄 / MATUDA, Yasuo  筑波大学国際産学連携本部客員准教授

都立立川高校、法政大学、筑波大学大学院卒業。
現在は、筑波大学国際産学連携本部客員准教授。
教育研究者としては、12年間の筑波大学体育系の講師(バレーボールコーチング論)を経て現職に就き、起業家的人材の育成や大学発ベンチャー育成、産学連携事業の開発を手掛ける。大学体育優秀論文賞受賞(全国大学体育連合)、指導下選手全日本チーム選抜、指導下学生チーム全国ベンチャーグランプリファイナリスト選出。
実業者としては、自身も筑波大学発ベンチャーとしてトップ球団「つくばユナイテッドVOLLEYBALL」(2年でVリーグ参入)、アスリートのキャリア支援「アスリートライフ」の起業を経て、現在は株式会社Waisportsジャパンを起業し代表として活動中。研究成果である「ひと・組織・まちづくりの計画的一体型開発を可能とする『スポーツ環境デザイン』」を手法とし、人材・組織開発支援、地方創生・地域開発リサーチ&コンサルティング事業やプロジェクトマネジメント事業を展開している。

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髙橋義雄の画像 髙橋義雄 / TAKAHASHI, Yoshio  筑波大学大学院人間総合科学研究科 スポーツ健康システム・マネジメント専攻 准教授

1968年東京都生まれ。
東京大学教育学部卒業。
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。
1998年より名古屋大学助手、エジンバラ大学客員研究員(2003-2004)。
2008年より筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ健康システム・マネジメント専攻准教授として、社会人を対象にスポーツマネジメントを教育・研究。
2015年からは筑波国際スポーツアカデミー(TIAS)のスポーツマネジメント分野ディレクター。
専門はスポーツ社会学、スポーツマネジメント。
現在、日本卓球協会評議員、日本トップリーグ連携機構事業推進委員会アドバイザー、日本スポーツツーリズム推進機構常任理事、アリーナスポーツ協議会理事。
スポーツ庁スポーツ未来開拓会議委員、経済産業省産業構造審議会地域経済産業分科会臨時委員、秋田県スポーツ推進審議会委員、豊田市スポーツ推進審議会委員長。

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岡田幸彦の画像 岡田幸彦 / OKADA, Yukihiko  筑波大学システム情報系准教授

2006年に一橋大学大学院商学研究科博士課程修了、現在は筑波大学システム情報系准教授。
筑波大学人工知能科学センター・サービス工学分野長、統計数理研究所客員准教授、2010年日本会計研究学会学会賞、
2014年筑波大学大学院サービス工学学位プログラム創設メンバー、2015年度筑波大学Best Faculty Member。
2016年より水戸信用金庫理事。

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坂根正孝の画像 坂根正孝 / SAKANE, Masataka  リハビリテーション科部長

出身大学 筑波大学
経歴 1989年3月
1989年
1995年
1997年
1999年
2002年
2008年
2011年
2015年6月
筑波大学医学専門学群卒業
筑波大学附属病院医員(整形外科研修医)
米国ピッツバーグ大学整形外科筋骨格研究所リサーチフェロー
県南病院整形外科医長
茨城県立医療大学付属病院講師
筑波大学臨床医学系講師
筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授
筑波大学医学医療系准教授
筑波大学つくば臨床医学研究開発機構兼務
認定資格 日本整形外科学会認定医
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術・技術認定医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医
日本リハビリテーション医学会指導医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本障害者スポーツ協会公認障害者スポーツ指導医
所属学会 日本整形外科学会
日本整形外科学会
日本脊椎脊髄病学会
日本リハビリテーション医学会
武田丈太郎の画像 武田丈太郎 / TAKEDA, Jotaro  北海道教育大学岩見沢校芸術・スポーツビジネス専攻准教授

1980年北海道生まれ。
筑波大学体育専門学群卒業。
筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学専攻単位取得退学。
2010年より筑波大学体育センター準研究員、特任助教。
2013年より新潟医療福祉大学健康科学部講師。

2021年より現職。
専門分野は地域スポーツマネジメント、スポーツ法、スポーツ政策論。
体育センター勤務時より、スポーツ環境デザインR&Dプロジェクトに参加。
現在、日本スポーツ法学会事務局員、日本体育・スポーツ政策学会運営委員。

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リサーチオフィサー(小俣よしのぶ)山中浩敬阿部隼人

リサーチオフィサー

小俣よしのぶの画像 小俣よしのぶ / OMATA, Yoshinobu  筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室リサーチオフィサー

現職 筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室リサーチオフィサー
いわきスポーツクラブ(いわきFC)アカデミーアドバイザー
ドームアスリートハウス アスレティックアカデミーアドバイザー
㈱Waisportsジャパン軍師
経歴 筑波大学大学院修了(体育学修士)
筑波大学大学院非常勤研究員
筑波大学産学リエゾン共同センター客員研究員
競技スポーツのフィジカルトレーニング指導
高等教育機関教員,大学や専修学校におけるコーチ・トレーナー教育に携わる
研究テーマ 社会主義国,特に東独,キューバなどの強化育成システム
競技スポーツトレーニングの哲学的原理
主な研修/講演 北海道茨城県プロジェクト
下妻市地方創生プロジェクト
茨城県スポーツマネジメントリテラシー向上研修
野球指導者講習会(一般社団法人日本野球機構,一般財団法人全日本野球協会主催)
北海道日本ハムファイターズアカデミーコーチ研修
日本レスリング協会指導者研修
京都サンガ育成普及コーチスタッフ研修
NSCAジャパン東海地域ディレクターセミナー
日本トレーニング指導者協会セミナー
日本サッカー指導者協会 ほか
山中浩敬の画像 山中浩敬 / YAMANAKA, Hirotaka  合同会社ベストパフォーマンス トレーニング指導者

生年月日 1986年7月19日
出身 北海道
出身校 筑波大学大学院人間総合科学研究科
略歴 2013年 筑波大学大学院人間総合科学研究科 修了
2013年 合同会社ベストパフォーマンス 入社
主な指導歴 サイバーダインつくばロボッツ
サイバーダイン茨城ロボッツ
群馬クレインサンダーズ
中学、高校、大学部活動
高齢者運動教室
大学、専門学校非常勤講師
資格 NSCA-CSCS
JATI-ATI
IPAS-SPAS
トリガーポイントマスタートレーナー
中学高校保健体育教員免許
阿部隼人の画像 阿部隼人 / ABE, Hayato  筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室 地方創生チーム育成システム開発担当

生年月日 1993年4月15日(27) 福島県いわき市出身

2012年 学校法人松商学園 松本大学 入学
2014年 AMBICIONE松本 コーチングスタッフ(JYサッカーチーム)
2016年 学校法人松商学園 松本大学 卒業 / (株)ドームユナイテッド 入社
2017年 (株)いわきスポーツクラブ・いわきFC 転籍 セールス&マーケティング担当 兼 ISAA(いわきスポーツアスレチックアカデミー)スタッフ
2020年 いわきFC ISAA担当 / 筑波大学大学院入学 / 筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室 地方創生チーム育成システム開発担当

資格ライセンス ・中高保健体育教員免許 ・サッカーC級ライセンス